関市役所商工課

砂賀 美希さん

「くすりのまえにできること」美味しく未病対策ができる食品を未来につなぐ事業

薬の前に!体温を 1℃上げ美味しく免疫ケアする発酵スープの個包装を作り、販売をスタートさせる

『「未病」の段階で、美味しく食べて心身を整えられる商品を増やす』
「くすりのまえにできること」をコンセプトに身体を温めて巡りを促進させ、免疫力を上げることで養生していただける発酵スープを現在販売しています。
ブランド名は UQURITO(ユクリト)と申します。忙しい世の中ですがゆっくり自分と向き合い、心身を休める時間をプロダクトを通じて創りたい、と名付けました。
現在販売している「梅と当帰とよもぎの発酵スープ」は温活、腸活、免疫力といった日々の健康を維持するために必要な食材を集めてペースト状にした発酵スープです。
飲んでいただくとすぐに全身が温まる実感ができ、特に朝起き抜けの空っぽの身体で飲むとじんわり温かさが持続し、眠る前に飲むと温まることで入眠しやすくなります。
疲れた時や風邪のひきはじめにも勧めています。

【新たに始める事業について】
「現在販売している発酵スープを個包装にする」 お客様からいただいたご要望がきっかけでした。
現在は 120ml の瓶タイプで販売、1瓶で24回分スープとしてお召し上がりいただけます。
約半年で 600 個売れ、徐々にリピートも増えてきました。
その中で「移動時、出張先や旅先での体調管理にお守りとして持っていきたい」というお声を多くいただくようになりました。
1回分(約5ml)の個包装タイプの製造を計画しています。

個包装タイプを作ることで
・消費者にもお求めやすい値段設定ができること
・小売店への卸販売が増える
・お土産やプレゼントにも選んでいただきやすくなる
・気軽に食べられる発酵食品として外国人のお土産としても購入しやすい形態
 
現代人は低体温(36 度以下)の割合が増加していて、アレルギー、うつ病、不眠や癌の原因にもつながるとされ(温活ドクター石原新菜氏講演資料より)体温を1度上げることでこれらの不調を予防できるということで、近年「腸活」「免疫ケア」「発酵」「乳酸菌」などが注目されています。
トラベルポーチや化粧バッグに入れて、疲れている時や風邪のひきはじめ、未病対策にも使っていただけるので、自宅だけでなく出張先や旅先などの外出時でもお湯だけで気軽に飲めるタイプの必要性を強く感じております。

【商品、発酵スープの特徴】
・100 名近くのターゲット層へのヒアリングをもとに開発
・薬と異なり副作用がないこと→妊産婦、病気療養中の方でも可能
・ペーストなので大人から子供まで誰でも飲みやすいこと、嚥下機能が低下する高齢者にも勧められる
・お湯に溶かすだけで簡単、調理せずに発酵食品が食べられる
・昔から伝わる養生法、歴史が全て、薬草も古くから伝わる効果がある
・食品なので他の材料と組み合わせてたくさんのアレンジ可能(肉魚のソースとして、ドレッシングやお粥の味付けにも)
・添加物などを一切不使用、シンプルな原料で構成されていること

【今回のビジネスコンテストに挑戦するきっかけ】
私は夫の親戚が関市に在住し、今回事業継承をするために 4 月に東京から家族で引っ越してきました。
女性は配偶者の仕事の関係で自分のキャリアを断念して帯同する機会が男性よりも多いことが現状です。
ただ時代も変化しアフターコロナを経て、どこにいても仕事が生み出せるチャンスは以前より増えています。
今回、移住枠でのエントリーでは「地方に移住しても仕事を諦めず、今までのキャリアを活かし、自分が置かれ た場所でどう関われるか。」
そこを考えて仕事にしていく方法を、関市のスタートアップ関連のサポートとともに 私の事業を通じて関市で起業やセカンドキャリアを考える方たちにシェアできればと思いエントリーいたしました。

【今後の関市との関わり方】
・特産品である「柚子」の果皮を用いた養生商品の開発(試作品を開発中です)
・就労継続支援所との連携(梱包やラベル貼りなどでの雇用創出)、女性にもパートで隙間時間に働けるスタイルの提案
・地方在住が起業においてはデメリットにならない、むしろメリットの方が大きいというPR
・結婚や出産、育児でキャリアを中断しても起業しやすい環境が関市にあることをPRできる
今後地元の方達とも繋がりながら、スタートアップにひらかれた都市であることを伝えていきます。